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車イス用バックができるまで

こんにちは。今回は題名の通り、車イスバックができるまでを、紹介、説明していきたいと思います。

まずは、ある方から『車イス用のバックを作ってもらえませんか?』という依頼から、全ては始まります。その方は、車イスに乗ってられる方で市販で売られているリュックでは、不都合があるというのです。

では、どんな不都合なのか。一つ一つ説明していきたいと思います。

市販のリュックで、何が不都合なのか?

①肩バットが邪魔

本来体への負担を減らすために作られた肩パットが、車イスで使用すると背中に当たってしまうから邪魔になるので、なくていいとのこと。

②大きすぎても駄目。でもA4ファイルは入れたい

障害を抱えて車イスに乗ってらっしゃる方は、役所に提出する書類がけっこうあるようで、その書類を入れられるA4ファイルに対応したポケットがほしい。でも大きすぎると、カバンの底近くにある荷物が取りにくいので、ジャストサイズのカバンがほしい。

③障害者手帳が入るポケットがほしい

車イスに乗られてる方は、障害者手帳をもたれているとのこと。それを入れられる専用のポケットがほしい。

④雨に強くて軽い素材

ちょっとした雨でも傘をさすわけにはいかないし、ちょっとした雨でも大丈夫なカバンがほしい。また、車に乗る際も全て一人でやるので、軽いものがほしい。

⑤車イスに付けた状態でも開閉しやすいカバン

車イスに付けた状態でも、ファスナーの開閉がしやすいようにしてほしい。開閉がしにくいと、カバンを前にわざわざ持ってきて荷物を取る必要があるので、めんどくさいので開閉がしやすいカバンがほしい。

今回この依頼を受けるまで、必要とするスペックがここまで違うなんて、知りもしませんでした。その方のご要望にそった鞄が作りたいと思った瞬間でもありました。

これらを解決するために、完全オリジナルのカバン作りがスタートしました。

次回は出来上がった試作カバンの紹介をしたいと思います。

MITTAG 上垣

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