現在の課題と目標
現在の事業の課題とは!?
こんにちは。今回は弊社の課題。そして目標を未来の私のためにも羅列しておきたいと思います。
我が社の課題は、減少というキーワードで表わせることができると思います。減少という言葉から、ネガティブさが伝わると思います。
一つ目の減少。それは、カバンを縫われる職人さん。私がこの業界に入った15年前で、すでに職人さんはほぼ60代でした!!びっくりです。なので、当然その方々は現在70代。そして、もう80代に足をかけている状態なんです。元気で有難いんですが、後10年後を考えると頭を抱えたくなります。
現在の我が社は、トータル営業でドシドシと新規案件を獲得出来ています。トータル営業については、またお話したいとは思いますが、営業➕サンプル作成➕プレゼンまで全て1人でこなすということです。お客様の思いをダイレクトに聞いて、それを形にして、プレゼンする。決まらないはずがないです。そして、一番重要なpassion。これが、我が社の強みで、伸びている一番の要因です。なので、縫製する場所を確保、育成することは凄く重要なことなんです。現在は海外商品(OEM)も増えたので全てではないですが、やっぱり国内で生産し継続していくことが大事なんです。そもそも、私が小学生くらいだった30年程前は、国内生産が主流で沢山の職人さんがいたと聞いています。ところが、人件費が安い海外に生産拠点をどんどん持っていってしまったために、国内生産がジリ貧になってしまったという過去があるのです。安い海外製と戦うために、国内の縫製賃も安く設定され、これまたどんどんジリ貧に。ざくっとそんな感じです。なので、あれからほぼ新しい職人さんが育成されることなく、また目指される方も減り、今に至る。
なので、職人さんの減少は我が社の一番の課題なのです。これに対してどんな対策を打ったか?
縫製賃をあげて、魅力的な職業にすることが一番理想で最終目標にしなければならないが、そこまでの提案力、技術力、資金力があるわけではなく…そこで思いついたのが、働きに行きたいけど行けない人とのマッチング。つまり、在宅ワークを開拓すること。主婦層の開拓。
社長として大事にしたいこと。とりあえずやってみよう!さっそく去年ネットのランディングページ、大阪の在宅ワーク斡旋システムを活用して募集してみました。調べてみると、沢山の募集している他企業の方々。ここと差別化することが必要でした。差別化するために、①ミシンや必要な道具をすべて提供。(これは初期投資が100万ほどかかるので、勇気がいりました。汗)②パートにでるよりよい良い給料③一応未経験でもOK。とりあえずこれでスタートしてみました。
結果は大成功でした。約一年で4件の方とマッチングしました。思っていた主婦層子育て世代の方が2名。後の2名の方は、副業でしたいとのこと。まさに多様性の時代ですね。一つ目の減少はこれを継続していくことで、幾分は良い方向にいきそうです。
二つ目の減少、それは担い手の減少です。これがある意味我が社で一番重要になっていくと思っています。学校カバンでみると、少子化でそもそもの必要数もかなり減少していきます。そして、それを作製するメーカーも事業継承することなく、廃業していきます。一見ライバル企業が減少することは、プラスに作用しそうですが、それは大間違い。企業が減ることは、この下請けそのものも減っていくということ。回って回って我が社にもマイナスがやってきます。業界全体がマイナスになるとますますこの業界で働きたいと思う方が減り、優秀な人材が集まらない。これ一番のマイナスです。人は宝であり、企業で一番大事なものです。これが減少するとなると本当に痛いです。弊社でも実際問題人の採用、募集には頭を抱えています。やる気があって、情熱があるような人がそもそも集まらず、私のこの熱い熱量を受けて止めて頂ける人が本当にいるのかな?って本気で思ってしまいます。ここで言いたいことは、2つ。
一つ目は、本気で一緒にやってくれる人だれがいませんか?ということ。間違いなく衰退していく業界ですし、今後どうなっていくかわからないです。でもその中で、イヤイヤどこの業界でもどうなるかなんてわからないでしょ。大丈夫です。社長!!自分で切り開いていきますからって言ってくれる人募集してます。本当に募集してますので、よろしくお願いします。
二つ目は、私がこの業界を変えていきたいと思ってます。若い人にも認知されて、この業界で働きたいと。そう思ってもらえるように、私パイオニアになります。本気で思ってます。頭も悪いし、口もよくないし、でもこの思いとか、情熱は誰にも負けないです。
はい。長くなりすぎてちょっと疲れました。ただ次なる一手を打つために新しい職種を、作りました。それは『カバンコーディネーター』という肩書き。上記でも記した、トータル営業をもっとカッコよくした肩書きです。世の中には、本当に沢山のコーディネーターがあります。カバンのコーディネーターがあってもよいでしょ!それの1番初めに私がなります!!
https://nishidabag.jp/coordinator/
こちらに世の中に広める為に、専用ページを作りました。
ぜひ、読んでいただきたい!
長文ありがとうございました。
MITTAG 上垣